バレーボール向けフィジカル測定の開発に着手

公開日:

2025.7.25

この記事をシェア・保存

ジャンプを制する者はバレーボールを制す

S-CADE.はこのたび、バレーボール競技に特化したフィジカル測定の開発に着手いたしました。

これまで当社は、サッカー・バスケットボール・野球といったパワー発揮が求められるスポーツに向け、選手の出力を最大限に引き出すための測定・分析手法を提供してまいりました。これらの競技における高強度動作と当社測定技術との相性の良さには、多くの現場から高い評価をいただいています。

その中でも、「最もパワー発揮との親和性が高い競技」として、多くの関係者からご要望をいただいていたのがバレーボールです。スパイクやブロックなど、瞬発的な爆発力を伴う動作が多い本競技に対し、当社の分析技術を応用することの意義は大きいと考えております。

このたび、現場からの強い声に応えるかたちで、ついにバレーボール専用の測定項目の開発をスタートしました。競技特性を反映した設計を行い、選手のパフォーマンス向上やトレーニング提案に繋がる指標を整備してまいります。

現在の開発状況

開発に着手したとお伝えしていたバレーボール競技専用のフィジカル測定プログラムですが、実はすでに開発を完了し、とあるVリーグ所属チームにてテスト測定を実施いたしました。

測定風景の写真などはお見せできないのが残念ですが、当日実施した測定項目をご紹介いたします。いずれも、バレーボールにおけるジャンプ力・瞬発力・反応速度など、競技特性を反映した内容となっております。

  • 10mスプリント

  • 2mリアクションダッシュ

  • アプローチジャンプ

  • ブロックジャンプ(ステップあり・なし)

  • オーバーヘッドメディシンボールスロー

  • 全身反応時間

  • ドロップジャンプリバウンドジャンプ

  • カウンタームーブメントジャンプ

  • 10kgカウンタームーブメントジャンプ

  • 30kgカウンタームーブメントジャンプ

実際の帳票

なお、現在はベータ版としての提供となっており、一部動画リンク(QRコード)が未反映の箇所もございますが、実際に運用を想定した分析シートに限りなく近い仕上がりとなっております。

S-CADE.が目指すのは、“測って終わり”ではなく、“測った先のトレーニング”までを見据えた提案です。

例えば、「ジャンプが弱い」という結果だけでは、選手は納得しません。

「アプローチジャンプの数値は高いが、ドロップジャンプのリバウンド反応が弱い。だからこそ、瞬発的な伸張反射系の強化が必要」といった具体的なアドバイスこそが、選手の行動を変える鍵になります。

そして、こうした具体性を生み出すのが、今回導入したプロファイルシートです。

納得感のあるトレーニングに繋げてほしい

私たちが目指すのは、選手が納得感を持って取り組めるトレーニングへとつなげることです。

近年、トレーニングの理論や技術は大きく進化を遂げています。しかし、その一方で、現場には常に「時間が足りない」という課題があり、客観的なデータに基づいたトレーニングを十分に活用できているチームは、まだ多くはありません。

そうした状況を踏まえ、S-CADE.では競技特性と選手個別の特性を掛け合わせた科学的フィードバックを提供し、限られた時間の中でも、より高い効果を引き出せるようなトレーニング環境づくりを支援してまいります。