

公開日:
2025.9.23
スポーツの現場を変える
そんな大げさに聞こえるかもしれませんが、今やS-CADE.の光電管は、チームやアスリートの測定に欠かせない存在になりつつあります。
でも、はじめから完璧な姿をしていたわけではありません。
その始まりは、ある「出会い」からでした。
開発者(ここでは仮に「田中さん」と呼びます)との出会いは、私が国立スポーツ科学センター(JISS)副主任研究員の山下先生からご紹介いただいたのがすべての始まりです。
当時インターンとして研究に没頭していた田中さんが「趣味」で作っていた光電管のプロトタイプを見て、直感的に「これは現場が求めていた光電管になるかもしれない」と感じたことを、今でも鮮明に覚えています。
当時の光電管は、正直に言えば「現場泣かせ」でした。
私自身、Blowerという海外製の光電管を使っていましたが、
測れない場面がある
設置が面倒すぎる
片付けに時間がかかる
など、ストレスの塊。
「もっと簡単に、もっと速く組み立てられるものがあれば…」
そんな「現場の声」から、開発は動き出しました。
田中さんが最初に見せてくれたのは、3Dプリンターで作った試作品の筐体。
そこから私たちは、幾度となく議論し、失敗を繰り返しながら「現場に本当に必要な形」を模索していきました。

実は特にこだわったのが三脚。
どんな現場でも「一瞬で立ち上がり、一瞬で撤収できる」。
そんな夢のようなスピード感を実現するために、素材や角度、安定性を徹底的に追求しました。

そしてある日、完成した光電管タイム計測器を現場に持ち込み、三脚を立ててみたときのこと。
一瞬で組み立てが完了。
ほんの数秒で測定の準備が整った瞬間、そこにいたスタッフ全員が「これだ!」と声をあげました。
あのときの高揚感は、今でも忘れられません。
まさに、現場がずっと求めていたスピード感を実現できた瞬間でした。
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